東洋医学とは
古くは、中国で生まれ、人々の生活とともに引き継がれてきた医学です。
何千年もの経験が積み上げられた統計医学で、問診、触診などで不調の原因箇所を予測して、適した治療法(鍼・灸の刺激法、漢方・薬膳料理など)を施し、身体の治癒力を高めることで、自分で病気から快復する手助けをします。
東洋医学の概念
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陰陽説
陰陽説とは、世の中のすべてのものを「陰」と「陽」という2つに分ける考え方です。「陽」は熱い・明るい・活発な性質で、「陰」は冷たい・暗い・静かという性質です。陰と陽は変化しながら、互いに役割を交代します。例えば、昼が「陽」 で夜は「陰」、夏は「陽」で冬は「陰」、といった具合です。夏から冬へと季節が変化したり、 夜がふけ、やがて朝になったりするように、常にお互いに変化し、補い合う関係が正常と考えます。また、「地に降る雨(陰)がやがて蒸発して天の雲(陽)を作り出し、その雲が雨を降らす」というように、陰が陽を生み、陽が陰を生む関係でもあります。
この関係は私たちのカラダにも当てはまります。体内の陰陽のバランスがどちらにも偏っていない状態が健康な状態です。このバランスが崩れると体調が悪くなり、乱れたバランスを回復させることができなくなった状態が病気です。 -
虚実
東洋医学で身体の状態を現す際に用いる表現です。普通のラインより足りない状態「虚」。普通のラインより余っている状態を「実」と表現します。足りないよりは余っている方が良い様に感じますが、余っている状態も東洋医学では病気です。治療では虚証の場合は補う治療、実証の場合は取り去る治療をしてバランスを整えていく事が目的となります。
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血
東洋医学でいう血の働きとは「肝に溜められ、心の働きによって全身に送られる事で栄養分を供給する事です。西洋医学の血と似ているのでイメージが付きやすいですね。東洋医学では血が不足する事を血虚と言い、肝の血が不足すると視力が低下したり、足がつりやすくなったりします。心の血が不足すると、心身ともに疲労して力が出ない、心臓の動悸、不眠が起こるなどの症状がでてきます。また皮膚の栄養が十分でなくなり、肌が乾燥して痒くなる…といった症状も出て来ることがあります。
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気
東洋医学を考える上で重要な概念です。気については昔から様々な解釈があり、ひとつの考え方に定義するのは難しいと言えます。大切なのは、気は人の身体だけでなく、世界そのものを構成する単位だという事です。簡単に人の身体の中だけで考えた時には、「身体中を巡り、各場所で各々の役割を持って働くエネルギー」というようなイメージを持つとわかりやすいかもしれません。気が足りない状態を気虚と言い、一言で言うと元気がない状態になります。倦怠感や無力感、声が小さく何もかもが億劫になります。
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不通則通(ふつうそくつう)
通らなければすなわち痛むという東洋医学の考え方です。身体の中で気血水が何らかの原因で流れなくなると、痛みを発しますよ…という意味なので、治療では流してあげる事が大切のなってきます。
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五臓
東洋医学で五臓とは以下の五つで、特定の場所の事ではなく、それぞれの働きや機能を指して言います。
肝:肝臓・血の貯蔵
心:心臓を主とした循環器、脳・自律神経の働き
脾:口から胃、そして小腸・大腸までの消化器官・また消化吸収の働き
肺:鼻から喉、そして肺までの呼吸器官・また呼吸の働き
腎:腎臓、副腎・卵巣などの性ホルモン分泌器官・また精の貯蔵及び水分の調節
この「5つの臓」は互いに関係しあっていて、一つの臓が悪くなると数珠つなぎに他の臓も不調になってしまいます。
これらのことを総合的に判断して、適切なツボや刺激で身体を整えていくことが、東洋医学の治療の大筋となります。

